アドレス日本一周 west[61]
投稿日:2013年1月29日
九州最北端に九州最古の洋式灯台
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門司港駅前を出発し、九州最北の地をめぐる。
アドレスV125Gを走らせ、まずは関門海峡を目の前にする和布刈(めかり)神社を参拝。関門海峡をまたぐ関門橋の真下にある神社。社伝では神宮皇后の三韓征伐後の仲哀天皇9年(200年)に創建されたという古社だ。
「和布刈」とは「ワカメを刈る」という意味で、毎年旧暦元旦の未明に3人の神職がそれぞれ松明、手桶、鎌を持って神社の前の関門海峡に入り、海岸でワカメを刈り採り、神前に供える「和布刈神事」が行われている。
和布刈神社からコンテナヤードのある太刀浦埠頭を通り、九州最北端の岬、部崎へ。岬の石段を登った台上には、明治5年(1872年)に完成した九州最古の洋式灯台が立っている。関門海峡を行き来する船を間近に眺める岬の海岸には僧清虚の白亜の像。清虚は天保9年(1838年)にこの地にやってきて13年もの間、毎夜、灯火を灯しつづけたという。この地は今も昔も海上交通の要衝の地であり、また難所でもあった。
部崎は北緯33度57分22秒で九州最北端の岬といわれるが、太刀浦埠頭の北端はそれよりもさらに北に位置し、北緯33度57分59秒になる。1秒は約30メートルなので、太刀浦埠頭は部崎よりも1000メートル以上、北ということになる。しかし太刀浦埠頭は埋立地なので、やはり部崎が九州最北端の岬ということでいいのだと思う。
部崎の海岸からしばらく周防灘の海を眺め、そして門司港駅に戻った。
門司港駅前の店「マーメイド・カフェ」で昼食。名物の「焼きカレー」(990円)を食べた。グラタン風の焼きカレーで、トロッとしたチーズが忘れられない味だ。